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八ヶ岳カントリーガーデン

運慶に会いに行く。

2019年10月25日

今日の大雨で 大変な思いをされている皆さま お見舞い申し上げます。

千葉、茨木、福島、宮城 長野 神奈川 埼玉 などなど 心痛みます。

 被害が広大過ぎて 無力感がいっぱいですが、とりあえず 仲間5人ほどで 重機を積んで週末長野に向かいます。

向かう車にまだ空きがありますので  我こそは!と思う方 ご参加ください。朝6時小淵沢IC出発です。

 降りしきる雨の中 大泉町で打ち合わせ2件、原村2件 そのついでにずっと行きたかった諏訪市仏法紹隆寺秋の特別公開。https://buppou-syoryuji.jp/お目当ては 運慶作とも言われるこの不動明王。こちらは4年前に行った静岡県願成就院の不動明王。確かに似ている。

でも、実物を見た結論から言うと たしかに運慶工房のものであると思うけど どこかしら違う。衣装、体の輪郭、線とか 緊張感に欠ける。

優れた仏像には違いないけど 運慶作とは言えないと思う。残念だけど。 はっきりした調査を望みますが。

 とはいえ このお寺 素晴らしかった。入口山門。山門から見る本堂。諏訪大社上社から北に一直線に建てられた普賢堂。そこには諏訪大社の神様の仏の姿として明治の廃仏毀釈前まで境内にあった神宮寺のご本尊 諏訪大明神本地普賢菩薩騎象像。憧れの諏訪大明神が普賢菩薩として象に乗っておられたとは なんともカッコいいではないか!市の名勝庭園は室町、江戸、大正、昭和にそれぞれ作庭されていて 中でもこの室町時代のものは素晴らしい。室町時代に流行した力強い滝口石組みの技法が見ることが出来ます。国の名勝庭園ではなくとも 素晴らしい庭は沢山あり(国の名勝庭園でもショボイのも沢山ある)その価値判断はだれが決めているのでしょうかね。

残念ながら 江戸大正昭和と時代を経るに従い 作庭の力は衰えてきているような気がしますが (こんな自分が批評できるような立場ではありませんけど)本堂内から見る 室町時代の庭の迫力と美しさは一見の価値があり ぜひともお勧めです

 この秋の特別公開は11月24日まで。 諏訪市博物館でもこのお寺の企画展があり そこにも象に乗った諏訪大明神が💖。

 大雨の中ここで3時間余り 住職以外誰とも合わず 本当に贅沢な時間でした。

夕方 原村で打ち合わせ1件。 夜は整体。 明日の準備もしたかったけれど 雨は夜まで降り続いた。

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