心沁みる浪江の庭作業。
2018年8月20日
福島 浪江町での相双ボランテイアによる作業から先ほど帰りました。
二日間の作業のほとんどが 住む人の居ない庭の管理作業でした。その内の一軒は偶然にも3年前の冬に庭木、防風林を伐採作業させていただいたお宅でした。お施主様は関西に引っ越され 庭の管理もままならず 相ボラに依頼されました。家も庭も 孫のために 孫たちが帰られるようにと残す予定です。
庭木は全部切ったために 今は葛や茅や様々な雑草で埋め尽くされています。
枝葉ゴミはフレコンに詰めるので 見づらいのですが作業後400坪以上あるこの和風庭園での見事な景石、池、州浜などが出てきました。
浜通りでは立派な庭を持つお宅が多く 原発事故で その多くが失われたことに 深い悲しみを覚えます。
避難解除されたお宅は管理作業が出来るのですが 立ち入り禁止区域では 7年たった今 先駆種の木々、葛などの蔓性の植物が庭や家を覆う勢いになっています。
庭を愛する人は そこに込められた何年にもわたる愛情や月日の苦労を知っています。どんなに多額の保証金を積まれても そこで得られた喜びには遠く及びません。
浪江町の帰還率は2%。 これから始まる大熊、双葉は一体どうなるのか? こうした作業は 増え続け エンドレスさえ感じます。
原発事故の現実。日々 庭を造らせていただいている身として 本当に心沁みるボランテイア作業です。
原発必要悪とか 容認派の皆さま ぜひご一緒に汗流しましょう!
詳しいことは またおいおいと。😢