八ヶ岳カントリーガーデンは、造園から庭の設計・施工・管理まで、お客様の庭造りをサポートします。
八ヶ岳カントリーガーデン

いわき~大熊~浪江~仙台。

2017年2月12日

東北から帰りました。

八ヶ岳グリーンネットワークのファーマーズマーケットで今年も子供たちと造るプランターの

届け先は 大熊町ふるさと応援隊のご協力で 今年春から帰還が始まる富岡町、川俣町、浪江町になりそうです。

相双ボランティアでの庭木伐採作業にチェーンソー3台積んで参加してきました。*https://www.facebook.com/sosovolunteer/

ここでの活動は 家の片づけから 庭木の処理作業に移って来ていて この日は帰らないと決めた浪江町のお宅の庭木の処理作業でした。

参加者は12,3名。主に福島県内、茨木、埼玉など。それぞれ 毎週のように参加されています。原発事故から6年近くになり 庭木もそのままです。何百万円もかけて造った庭石や傾いてきた東屋があります。ほんの一部を残して40本以上の庭木を切り倒し

丸太は30~70cmに輪切りにして積み 枝葉はフレコンに詰めていきます。参加者の皆さんは慣れているとはいえ 初めてチェーンソーを持つ方もいて けっこうきつい作業です。

プロは自分ひとり。植木屋がもっと参加したら 役に立ちます。4月から帰還が始まるのに 除染出来たところは半分に満たなく このお宅も家から裏山5mあまりだけ除染の跡があるだけ。全ての帰還に向けた作業が遅れていることで 業者や作業員がおらず こうしたボランティアの手で 少しづつ行われているだけ。

作業の依頼は数限りなくあるそうですが 一体 どうなってしまうのでしょうか?帰還と同時に補助金はカットされるのに現場は混乱しています。

休憩時に 参加者の皆さんに質問しても 「どうなってしまうんでしょうね・・・。」という言葉が返って来るだけ。

 この日の作業はフレコン20袋 丸太の山は2か所。本当にお疲れ様です。

途中寄った大熊町ではフレコンの山が2重3重に積み上げられ メガ太陽光ソーラーが次々と建設され 街並みが変割りつつあります。

たった一日の参加で 偉そうなことは言えませんが 石巻市雄勝町の開校も遅れ 病院跡の鎮魂の森の着工も未だわからず 福島の浜通りではこんな状況です。

でも、一歩離れれば 被災地のニュースはあまり聞くことはなく 東京オリンピックや豊洲市場やトランプのことばかり。

なーんかなぁ・・・・。

それでも このような現場で やれることを 協力できることを 体を張って 作業している人たちもまた 沢山いることをが希望です。

この夜は仙台で 雄勝病院ご遺族の方々と飲食。どんなに社会では風化していこうと 未だ時間が止まっている人たちに寄り添いたいと強く思った。 

 

 

 

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