失われた10年。
昨夜からの雨が夕方まで続く。降り続いて冷たい雨の中 二人で原村N邸の年間管理作業草刈り。
11月に工事があるため 前もって草刈りをしました。
その後1人で白州町T邸で年間管理作業。今回で今年度終了となります。
夕方から打ち合わせと甲府へ材料の買い出し。
ところで このところ原発関連のニュースが続いていて 事故処理の汚染水を海上放流や宮城の女川原発再稼働、はたまた 北海道の村の最終処理受け入れなど 原発事故直後では考えられなかったことが次々と報道されています。
先日の福島支援の折 双葉町に出来た原発事故伝承館にチーム八ヶ岳で訪ねました。事故で何もなくなった跡地に立派な建物が出来ていました。展示内容は事故の悲惨さ 事故当時どのようなことが起きていたのか展示されていました。
しかし なんであのような事故が起きたのか なぜ この事故を未然に防げなかったのか その責任はどこにあるのか 語られていませんでした。もちろん この事故の責任は政府や東電だけではなく 僕たち日本人全てが負うべきものだと思います。その思いで 福島浜通りの支援を続けています。
その反省が無い伝承館て何でしょうか?何を後世に伝えていくのでしょうか?伝承館の隣にこれまた豪勢なイートンコーナーや物産店が入る予定のビルが出来ていました。この建物の2,3回はほとんどが東電の関連会社と 大手建設会社が入っていました。オープン間もないので飾られた花輪はこれら関連会社で 被災者や地元のものはありませんでした。
この伝承館に勤めている方々や 語り部の方々(東電や政府の批判は出来ないにしろ)はきっと 現状を知ってほしいという思いで勤められているはずで この伝承館の批判は見当違いでありますが こうした検証が無いまま次々に進んで来ることに この10年はなんだったろうとの思いが募るばかりです。
東日本大震災は 生活を意識を変える大きな転機でした。それが出来ないまま コロナで再び生活を見直す機運が出てきています。
でも、きっと コロナを克服すれば また元の状態に戻るだけでしょうけど。 リスが来てくれる日常がどんなに豊かで幸せか。 60過ぎて 家族バラバラになり 仕事を失い、友人を失い 何から何まで一から始めなければならない人生を想像できますか?
GO toキャンペーンは福島浜通りや被災地にどうぞ。