今年初 長野チームシローへ。
日曜日の本日 雪降る長野市へ。穂保地区にあるチームシローの被災地支援で今後のベース拠点を作る作業。
シロー君の家の山羊小屋と鳥小屋の解体。屋根材を外して 重機で倒し その後はボランテイア5名ほどで解体。廃材は今後の冬の作業時に体を温めるために使用します。
その後 2mほど水に浸かりましたが 100年近く使われていた蔵を 今後の拠点&カフェとするべく 建築家&芸術家のKさんの指導の下 壁や2階の床木を剥がしました。蔵とはいえ 一つ一つ丁寧に板がほぞをきってあり 解体には大変苦労しました。蔵からは刀や立派な婚礼道具 食器類 古書などが出てきて 古くは川中島の戦いでは立派な城下町であった面影も感じることが出来ました。昼休みでは 食事をしながら 地元の方々や地元の工務店、建築士などの方々やオープンジャパンの助さんと 今後のボランテイア作業との打ち合わせ。
地元の工務店では被災した方々の新築、リフォームを数年先まで受注せざるを得ない状況にあり 圧倒的に職人の数も少ないため 地元の方々は 地区を離れてしまう人が多発することこに大変危機感を覚えていて 少しでも初歩的な作業はボランテイアの力を借りて(例えば床剥がし。壁壊し。資材搬入など)復興のスピードを速くするべく様々な案が出されました。地元の方々やボランテイアの方々へのリフォーム講習、重機講習などを開いて 大工さんの負担を減らし 故郷に留まれるように はたまたボランテイアを通じて若者が新たにここに移住できるような魅力ある穂保にするために 僕たち八ヶ岳チームも引き続き支援を続けたいと思っています。
とはいえ このチームシローでの活動は 僕達にとっても復興の在り方として 今までになく勉強になっています。
来週12日は 地元の方々との餅つき大会があり 僕たち八ヶ岳チームも招待していただきました。お正月の穂保は 住む人もなく ゴーストタウンのようになっていて 被災地見学の人ばかりだったと言っていたシロー君。
自然災害はもうロシアンルーレットのように避けられないことなのかもしれませんが 人と人が支えあい 乗り越えるべく術を見させていただいています。被災直後から関わり 何百トンの泥出しをして 復興が進み ようやく 被災者の方々、子供たちに花を届けられる初めての場所になりそうです。
YGNでは 花の支援に特化するべく意見もあり 少し窮屈になりつつあります。もっと自由に 様々な活動が出来るように考えています。