東北2日目。
春が来たような好天の本日。
我が家の老犬 パブ様は 暖かな日差しに誘われ 朝から瞑想。
己はいかに生きるべきか。
はたまた 馬鹿々々しい飼い主と共に暮らせば成らぬ境遇を憂い 様々な雑念と共に
ひたすら 悟りの境地に向かうため座禅あるのみ しか~し 心地よい春風が吹くおかげで 大きな鼾と共に 無我の境地で束の間の春の夢を楽しむ。
さて、東北2日目 相双ボランテイアに参加。現場は富岡町。このお宅は住むことをあきらめ 住宅や庭などは既に撤去。
ところがこのいぐね(防風林)のお隣のお宅は ここに住むことにしましたが あまりに近くて高い防風林のために 陽射しが無く 杉の木のおかげで 花粉のため外に出ることもままならず 今回の作業となりました。震災から8年。故郷に帰る人 故郷を想う人のために 多くのボランテイアが毎週のように体を張って作業しています。(補助金は家屋撤去しか出ません。庭木やいぐねはそのままのお宅がほとんど)http://sosovolunteer.com/相双ボラはマスコミNGなので報道されることはありませんが いつかこの地に帰る方 帰ってきた方に 地道に 毎週末活動しています。今回の参加者10人ほど いぐねの杉の木30本余りを伐採し処理して 風通しを良くしました。依頼者の方に多くの差し入れを頂きました。相ボラではここまで。あとは地主の方に直接業者に依頼していただき 全てのいぐね伐採をすることにしてなっています。現状はあまりに依頼が多くボランテイアではすべての対応が難しく危険です。政府や東電の保証も 全て行ってほしい所です。
故郷を支えるために 地道に 出来ることを続ける相双ボランティア 夏と冬しか来れないけれど ここに参加しているだけで沢山の浜通りの方々に感謝されます。
原発事故って 何だろう 住む人も 住めない人も 離れ離れになりながら 人が住むところではないと声高に言う人も ここに住まなくてはならない人も 全て自己責任という名のもとに 選択しなくてはならない。もちろん自分は そこに寄り添いたいと思う。 答えのない原発事故処理という名のもとに。
自分がここに住んでいたら どうしたか いつも突き付けられます。
3月11日に向け 震災関連のニュースや特集で報道が増えてきますが 本当の悲しみは マスコミで伝えられないこと 言葉や映像で表現できないこと その報道の多くが 実は 被災者の心を傷つけることなど 少しでも想像してほしい。