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浪江~大熊~双葉(いわき・勿来)

2018年10月15日

富士山初雪化粧の本日(曇り時々雨のため見えませんでしたが)

先日の台風で道路が流された近くの別荘35軒の復旧作業。(ようやく土場に砂利が入りました)およそ400mにわたり30cmほど強い雨で削られました。2トン車で12台分の砂利が敷かれ転圧しました。

同じような近くの被災している地区で復旧作業を頼まれていますが 未だ大きな赤松が電線に倒れていて 東電の
伐採作業が遅れているために(軽自動車がかろうじて通れる)作業できずにいます。😢で、残業は自分の畑の土手が30mほど流されているところがあるので 土盛りして復旧作業。未だ電柱は傾き 倒木や流木はそのまま。

さてそんな日常なのですが 八ヶ岳グリーンネットワークによる秋の支援二日目。浪江町で行われている音楽祭で地元の方に無料配布される花苗500ポットあまりを会場の浪江町役場に届ける。10時開場ですが もう3回目なので楽しみにされている方々が押し寄せ すぐに無くなってしまいました。チラシにも大きく掲載されています。午前中は人もまばらですが だんだんと盛り上がってきそうです。役場の方も毎回 休日返上で多くの方を呼び戻そうと懸命に努力されています。

お花やカニ汁の無料配布、ステージでは熱い演奏 でも午前中は本当に人がいない・・・。でも、こちらは大盛況でした。浪江町こども園、小学校合同運動会。生徒19人に対し参加者200人。もちろん僕たちも。https://www.youtube.com/watch?v=yWKKP5xzT1o 人工芝の校庭の片隅で準備体操 自分の息子の運動会もあまり参加しなかったけれど・・・2つの大学のボランテイアの若者たちや社会福祉協議会の方々など この日のために沢山の人たちが協力し祝福しました。11時に大熊町の大川原にある公民館に行き ふるさと応援隊 じじい隊の皆さんとプランターの植え替え作業。春に立ち入り禁止区域内を訪れた際 そこでボランテイアの皆さんと活動されゆうなちゃんハウスを建設されている木村さんのためにと特別な花苗を用意させて頂きました。木村さんも駆けつけてくれました。大規模な中間貯蔵施設が出来ても 木村さんの所だけには 様々な花が咲くように僕たちは応援していくつもりです。https://daysjapan.net/2017/02/02/fukushima_yuunasan/

原発事故からもうすぐ8年 街の主要部はほとんどが中間貯蔵施設とメガソーラになる大熊町。その中間所蔵施設の用地買収は4割も満たなく それでいて 福島県に1500万あるといわれるフレコンの半分がすでにこの街に搬入されています。来春完成される役場は鉄筋2階建ての大変立派な施設。でもここに住む地元の人はほんのわずか そのほとんどが東電と廃炉作業と中間貯蔵施設で働く人達。中間所蔵施設期限の30年がたった時 そこに依存する人が多数を占めるとなれば 中間が永久の施設になってしまうような気がします。(事実 基礎も建物も永久に使われそうな立派な施設)

大熊町を訪れる度 いつも用意して下さる昼食と共に話がつきない。原発事故さえなければ 大熊町の復旧は早かったこと 震災の次の日には 避難命令が出て 何もわからず(町長さえ)用意されたバスに行き先も分からず乗せられ その後何回も引っ越しを余儀なくされたこと 家族はバラバラになり 4月中旬の立ち入りが禁止された日まで 多くの泥棒が入り 家財のほとんどが盗まれたこと(未だ泥棒の被害いは続く)原発は安全だと信じていたこと 

そして何より こうした自分たちの悲しみが 社会に反映されないこと。原発再稼働が次々と申請され 許可されていくこと。

3月11日以前に戻れれば・・・。

春に庁舎が出来て いわきや会津若松にいた行政の方々が戻れば ジジイ隊の皆さんの活動は終わりですが 今後も僕たちが来る限り様々なところから来てくれるということなので 今後とも続けたいと思います。
今回の支援最後の訪問先は ようやく実現できた双葉町が町外の起点となるいわき市勿来に出来た酒井団地へ復興住宅、復興団地、復興商店 診療所 コミュニティセンターなどが出来てました。

今回の受け入れ先 レストラン輪さんは 震災前は双葉町で養蜂業をされていました。ここに花苗を届ける。震災から8年近くたち 当初予定した入居者も大幅に減り 建設中止になった団地もありますが (復興商店も2軒だけ)

確実に街づくりは進んでいます。僕たちも 応援していきます。

原発事故後 ほとんどが避難地区となり 未だ立ち入り禁止地区もあるここ浜通り。8年近くたち 復興に向けた形は様々。

それでも 僕たちの花の支援の輪が広がって来ていること 

待ってくれている人が増えてきていることを 嬉しく思う。  皆さまご協力本当にありがとうございます。

 

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