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八ヶ岳カントリーガーデン

縄文杉(2)

2018年2月9日

今日から苗場や畑の周りの木々の伐採、薪割り作業。今日は久しぶりに気温が上がったので 老犬パブは朝早くから外で夢の中。

 さて、 縄文杉の続き。縄文杉のテラスから見る青空。ちょうど大ヒメシャラの枝に雪が付着していて花が咲いた様に綺麗。雪がめったに見れない屋久島だからこその絶景。長いトレイルだけど 見どころが沢山あるのと 屋久島の自然の奥深さが見れば見るほど感じられるので あっと言う間。帰路は再び同じ道を帰るのですが 暗くて見えなかった渓谷がその美しさを見せてくれる。標高の高い山から 台風などの大雨が一気に流れ落ちるので とてつもなく大きな石がゴロゴロとド迫力。屋久島の電力は全て自前の水力発電でまかなわれています。明日 登山予定の白谷雲水峡の太鼓岩が見えてきた。絶景らしいので期待が膨らむ。道端に咲いていたオオゴカヨウオウレンの可憐な花。そして 屋久島サル。10年前に年間500頭余りが捕獲処分されると聞いたこともあるけど 今はどうなんでしょうか?

午後5時前に終了。およそ12時間。登山経験のない方は少し厳しいかな・・・。でも その価値は十分程あります。

屋久島の自然の素晴らしさは 言葉では表せません。健全な森は国有林がほとんどを占めていることと 人口が少ないことで かろうじて保たれてきました。

敬愛する山尾三省は縄文杉に呼ばれてこの地に住んだと言っていましたが この島にはそのような人たちが沢山います。自分も若き日に八ヶ岳に呼ばれて 住み始めましたが その姿は 大きく変わってしまいました。もちろんここで造園という職業に出会い 多くの人に恵まれ 今まで生活できたことは 本当に感謝していますが 屋久島のような素晴らしいく大きな環境に出会うと 違う生き方もあったのかな・・・。と思ってしまいます。

 旅とは こうした想いを 確認するための行為なのかもしれません。

屋久島は 神々がいたるところに生きている島でした。それは 山尾三省が言うところのアニミズム 「自然の万物のなかにカミを体験すること」。

                                                                                                                                                                                                                      

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