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京都酔いどれ旅。(桂離宮)

2017年1月12日

冬将軍が来たそうで いよいよ寒くなってきました。(不思議にこの辺りは山梨県で一番暖かな朝でしたが-1℃)DSC03027土場の片づけと薪割り作業。昼過ぎからようやく寒くなって力が入ります。

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ところで今日は満月。満月と言えば 月の桂と言われるこちらDSC03000日本庭園最高峰と言われる桂離宮。(自分もそう思います)毎年京都に来れば必ず訪れています。https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.htmlDSC02997

桂川沿いに生きた竹に割を入れて折り曲げて垣根としている桂垣。歩いてここに出る導入部から正門(と言っても 正式な門は皇族方しか入れないのですが)まで期待感でいっぱいです。DSC02998

茅葺の御幸門からスタート。DSC02999防寒意匠されたソテツ山には外腰掛があります。残念ながらメイン松琴亭は春まで工事となっていて一番好きなこの辺りの意匠は割愛されました。ツアーの最後尾には必ず警備担当の方がいらっしゃるのですが偶然にも何回か説明をされていた人でしたので いろいろ質問することが出来ました。桂離宮は完璧といていいほどの庭なので 松琴亭などのパーツが欠けてしまうと 魅力が半減してしまいますが 今回は 今まで疑問があった所など かなり詳しくお聞きすることが出来て幸せでした。DSC03002賞花亭から見る土橋と御殿。どのところに立っても計算されつくした景観が見ることが出来ます。DSC03003笑意軒から見た景色。今回説明された方がここから見る景色がいちばん好きだとおっしゃっていました。DSC03004御殿の月見台。桂と言えば月。ここからお月見が見れたら どんな仕掛けがあるのか 桂離宮の神髄は分からないのかもしれません。ここに勤めの方々も見たことはないとのことでした。(お月見のイベントも無いそうです)ならばDSC03005月見台に居たときに 南に月が出ていたのでパチリ。せめて お客になった気分で。DSC03006最後に住吉の松。本当はここからスタートしてほしいのですが・・・。客人は門を入り ここを抜けて 外腰掛まで庭を見ることが出来ない工夫がされています。

とはいえ 日本人のおもてなしとは との答えがこの庭にあります。訪れる度に発見がありため息が出て 打ちのめされます。

さぁ 今年も頑張ろう 先人が成し遂げた素晴らしい庭に少しでも近づくために。

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